★コーチングへの道
「天使の占い」サイトで僕の研究が終わったわけではない。漢字語圏から、アルファベット圏まで、占いの世界化を目指している。しかし、もっと重要な要素が見えてきた。それは、たぶん全世界に通用するかも知れない基本原則がありそうだということなのだ。それが、family
Tree である。いわゆる家系的系統図である。ここには、人間の歩んできた家系史が凝縮されている。 「天使の占い」サイトでの様々な鑑定例から5万件以上のデータを分析してみると、その家族親子関係に大きな共通点があることに気がついた。そこから、研究に研究を重ね、ついに基本的な法則性を発見した。そして2000年には、家系史の研究を資料として本にまとめた。
問題は、こういうジェノグラム(家族系統図)的な発想から、どうやって様々な課題解決のプロセスを見いだすかということにあった。
ここで大きな壁にぶつかってしまったのである。「系統図的に分析すればそういうこともあるよね」で終わってしまう。それでは、問題の本質にまで踏み込んで解決の行動に移すことができないのである。原因がいくらわかってもそれを行動に移す強い動機と、自分がそれに気がつかなければ何も前には進まないのだ。そこが最大のネックになった。
この家族系統図(family Tree)プログラムからは問題解決の原因はわかるのだが、解決への行動力をどうやって促すかが一番のポイントなのだ。カウンセリングも研究してみた。しかしカウンセリングでは、悩みの相談には乗ってあげられても、勇気づけなどはできるかも知れないが、ゴールという問題は霧のようで見えてこなかった。コンサルティングといってもビジネス手法ではないから心理的な問題にまで責任を持つことはできない。様々な心理学的な手法も資料を取り寄せてみたが、どれもピンとは来なかった。
そんな時にコーチングという言葉を耳にした。それまでコーチングということがどんなことかも全く知らなかった。
この情報が白紙であったことがさいわいした。イメージとしてはスポーツのコーチぐらいしか思い浮かんでこなかったから、「たいしたことないや!」と軽い考えでいた。そこでとりあえず出張の途中に駅の売店でコーチングの本が目にとまったので、それを買って車内で読んだのだ。
それを読み進めていくうちに、現代の日本の家庭崩壊を防いで、離婚率50%というようなアメリカのようにならないためには、家族系統図(family
Tree)による原因解明と、コーチングによる行動サポートが一番良いという結論を持つようになった。特に家庭崩壊はビジネスに大きな影響を与える。家庭が安定していてこそ、ビジネスに力が入るのは当然だ。また、経営者の家庭がしっかりしていないと、企業は長く存続することが難しくなる。いずれにしても家庭は企業の根幹に関わる問題なのだ。
そこで、様々なコーチングのコーチの資格を研究してみたが、石川県の田舎に住んでいる僕としては、東京までも出かけて研修を受けるとか、資格をとるのに莫大な費用がかかるとかは、なかなか手が出せないでいた。何故ならほとんどがボランティア的な精神で行っているので、大きな利益は出せないからだ。できれば地元でないものかと思っていたときに、インターネットで探していて見つけたのが「銀座コーチングスクール」である。
そこに富山校の開講スケジュールが出ていた。土日ごとの通いの勉強ということなので、僕らでも取り組むことができると思ったのだ。それに、とにかくコーチングがどんなものなのかということを知ってみないことには、それが本当に必要なものなのかどうかはわからなかったからだ。すぐに申し込んだ。定員が10名だから受け付けてくれるかどうか心配だったが、どうにか受理された。そこからコーチングとの格闘が始まった。全てが初めての体験であった。
先ずしゃべるなというのだ。今までしゃべってきた僕がしゃべるな!クライアントの話を聞きなさい。クライアントから話を聞き出しなさい。などと言われるともう頭が混乱してしまい、自分で自分がわからなくなるところまでいってしまった。そんな状況の中から、訓練というのは恐ろしいもので、少しづつコーチングのスキルを身につけていくと、コーチングこそ相手も生かし、自分も活かすことできる素晴らしいコミュニケーションスキルであることがわかってきたのだ。
「一家に一人コーチを!」もしそれが実現できれば、家庭の平和はすぐにでも実現できそうな気がするのだ。
それほどコーチングというのはサポートに徹した人格的なコミュニケーションを可能にするのだ。
今は銀座コーチングスクールの認定コーチの資格をとり、コーチングと家族系統図(family Tree)という課題にチャレンジをしている。 |